理系大学院生のリアルな日常

某旧帝大でバイオ系の研究をする理系大学院生がポジティブに生きる様を書き綴る。"人生や研究生活を楽しくする小さじ一杯程度のからくり"をお届けしたい。

ラボで虐げられている就活生に気を付けてほしいこと。

理系で修士1年の学生さんの中には現在就活に精を出している方も多いのではないでしょうか?



私も修士1年ではあるのですが、多くの就活生がやっているようなひたすらインターンに申し込んで、ESが通ったから面接を受けに行って…というような就活は全くしていません。



まだ、就職するかも決めていませんからね!ドヤ
(いや、早い方がいいよとの声はすでにたくさんいただいておりますw)



あと、これはひねくれた私の個人的な考えなのですが日本の就活って好きになれないんですよ。
職種によっては就活を頑張らなきゃ採用されないんでしょうけど。
内定を得るためにはやらなきゃならないんだとしても、企業にとっても就活生にとっても本質的に無意味なような気がして。



ただ、自分の選択肢を増やすためにも「僕なりの就活」はやっています。



これは来年以降になったらこのブログで紹介したいと思います。今は職種によっては面白い就活の仕方があったりするんですよ~。



また、NewsPicsの特集にも組まれていましたが、これからの時代はAIを駆使した人材採用モデルが活用されることになるのだそうです。
これは現在のような企業の人事担当が人を選ぶという方法ではなく、「AIにより様々な就活生のデータを数値化し、客観的かつ均一的に評価することで採用する人材を決める」という方法。正直僕は今のくだらない就活をやるくらいならこっちの方が断然好ましいです。


newspicks.com




あれ、話がそれすぎた…!




本題に移ります!




さて、研究室によっては、就活をしているとラボのドクターの先輩や先生方から嫌な顔をされるなんてことありませんか??




「あいつ、ラボのホワイトボードに就活って書き残したまま全然ラボに来ないんだけど!」



「最近あいつ全然実験してないし、セミナーにも来ないじゃん!」



「あいつが来ないせいであいつの分のラボの仕事が他の人に降りかかってるんだけど!」




そんなことを言われているかわいそうな就活生の方はいませんか…??泣
ちなみに私の身近にそういう友人がいて、本人は少なからずメンタルがやられているそうです…。



では、ラボのメンバーにネガティブなことを言われずに、就活を応援してもらえるようになるにはどうしたらよいでしょうか???


元就活ガチ勢で、理系修士卒ながら、某大手外資系コンサル企業に内定をもらった先輩と話して、そこで出た解決策を書いてみようと思います。

就活中だからこそ、ラボのセミナー発表はみんなが納得するくらい素晴らしい発表をしよう

やはり、就活中は本気で取り組んでいる人ほど忙しく、ラボの実験報告会や文献紹介等のセミナー発表は「就活があるから」といいさぼってしまったり、手を抜いてしまいがちですよね。



でも、逆にそんな状況で就活生のあなたが素晴らしい出来栄えで発表したら、ラボのメンバーはどう思うでしょうか?

あいつ、就活中でもちゃんとラボのことはしっかりやってんだなあ。こんなに堂々と良い発表できるんだから就活にも活かせよ!頑張れ!!」


と、むしろ応援したくなるのではないでしょうか?



忙しいのはわかりますが、セミナー発表の時こそ、少し無茶してでも時間をかけて準備し、良い発表をすることをオススメします。




また、実験報告会で発表を控えている就活生にとって一番恐ろしいのは「実験をやらなすぎて発表するデータがないこと」ですよね。



このような状況を避けるために、就活で実験ができなくなる前に「データを貯めておくこと」が必要かもしれません。



また、少しでも効率を上げるために、バイオ系の実験ならば、細胞を剥がしてカウントして播く際は、一度に複数の実験用の細胞を播き、短期間で複数の実験をこなすのが最も効率が良いです。(当たり前ですね…)



以上の様に、「データを貯める工夫」もしておきましょう。



自分がラボに来ない日にちをラボのメンバーが分かるようにしておこう。

ラボで虐げられている就活生の中には、「就活で休むことをラボのメンバーに伝えづらいから特に伝えなくていっか。まあ、自分がいなかったら就活で休んでるってわかってくれるよね。」
という人もいるかもしれません。



ただ、これはいざというときにラボのメンバーがとても困るので、絶対に避けましょう。



その打開策としては、

  • ラボのホワイトボードや自分のネームプレートの横等(ラボのみんなの目につく場所)にいない期間を逐次書く。(ラボに来れない場合は同期等頼みやすい人に伝えて書いてもらう)
  • 同期等の伝えやすい何人かにはいついないのかを逐次伝えておく


というのがよいのではないでしょうか?



さいごに

理系学生の多くは研究業と両立しながら就活をしなくてはならないためとても苦しい思いをされていると思います。
(全然楽してるよって人も分野によってはいますかね笑)

ともかく、自分で一度頑張ると決めたからには筋を通して頑張りぬきましょう!!
ここでくじけたら何もかもが水の泡です!


私はいわゆる就活ガチ勢ではありませんが、何か自分の野望に向かって頑張っている人が好きなのでこんな記事を書いています。


お互い頑張りましょう!!