理系大学院生のリアルな日常

某旧帝大でバイオ系の研究をする理系大学院生がポジティブに生きる様を書き綴る。"人生や研究生活を楽しくする小さじ一杯程度のからくり"をお届けしたい。

外部大学院に進学して良かったことと悪かったこと

以前の記事で何度も書いているのですが、私は修士課程に進学するにあたり、どうしても当時の環境ではできないけどもやりたい研究があったため、他大学の大学院に進学し、研究室を変えるという選択をしました。

 

 

 

www.cody-wakuwaku.work

 

 

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私は今年の春からM1として某旧帝大の大学院のとあるラボにて研究をスタートしております。

 

 

なんだかんだで時が過ぎるのはあっという間で、もう新たな土地で生活を始めて4か月目に突入しました。

 

 

早かったなあ…

そして濃い4か月間だった。

4か月間全力疾走で走り抜けたような感覚すらあります。

そして現在も走り続けてます。

たまーに、息切れしてしまう日があったり、ふと立ち止まりたくなったり、後ろを振り返ったりする日もありますけどね。

(笑)

 

 

 

 

そこで!

 

 

この記事では、新たな環境、ラボでの生活にも慣れてきた私が、

 

  • 実際、外部の大学院に進学するのってどうなのよ??そのメリット、デメリットについて
  • 現在、今の大学よりレベルの高い外部大学院への進学を志す人に向けて、新しい環境で心がけて欲しいこと

 

 

以上2点を話していきたいと思います!

 

 

 

ちなみにここから話すことは、「地方国立大薬学部から某旧帝大に移った人(私)の体験談」をソースにして話しています。

 

 

 

その点を考慮に入れつつ、あくまで参考程度に読んでみてください!!!

 

目次

 

 

 

 

 

 

 

名のある外部大学院に進学するメリット

 

以前の記事でも入学して早々にメリットを感じまくっていたため記事にしたのですが、改めてメリットに感じたことを書いていきたいと思います。

 

 

まず、メリット1つ目。

 

 

①規模が大きく、よりネームバリューのある大学は様々な面で機会の多さに恵まれている。

 

例えば、有名な研究者の講演であったり、限られた大学(東大、京大、その他旧帝、早慶)にしか募集がかからない給付型奨学金に応募できたりであったりとか様々な面で優遇されています。

 

 

これは実際私が感じた最も大きな違いでした。

特に有名な研究者や著名人の講演はどれもタダで聴けるわけですし、もし今その機会を得られる環境にいる方は積極的に行って得られるものはすべて吸収することをオススメします。

てか、行かなきゃ勿体無い!!!

 

 

メリット二つ目。

 

 

➁単純に人脈が圧倒的に広がる。

 

人脈は宝です。

新たな環境に身を置くと自ずと人脈は広がります。自分自身、すでに多くの素晴らしい出会いがありました。

これらの出会いは内部進学していたらほぼ間違いなく得られなかったものであるし、せっかく環境を変える機会があるのなら思い切って変えてしまうのもありだと思います。

 

もちろん、それまで馴染んできた環境を離れるのは寂しいですが、今の時代はSNSがありますし、少し前と比べたらずいぶん離れた人とも繋がりやすい時代だと思います。

 

環境を変えることが原因で外部進学を迷っている人がいたら、私は心の底から外部進学をおすすめします!

もちろん、一番大事なのは「あなたが今、そして将来何をやりたいか」ですけどね。

それに一番近いのは内部進学なのか、外部進学なのか、はたまた別の選択肢なのかということを念頭に考えて決めましょう。

 

 

 

さて、メリット三つ目。

 

 

 

 ③レベルの高い大学院の方が学生の能力とモチベーションが高い(場合が多い)から、それにつられて自分も成長しやすい。

 

大学で研究をしたことがある人ならわかるとは思いますが、研究室において、学生の能力(仮説→検証の流れをつくるのが上手い、知識が豊富、英語ができる、プレゼンが上手い等)にはある程度能力の幅があると思います。

 

 

そりゃ優秀な人もいればうーん…って人もいますよね。

 

 

この能力の幅がレベルの高い大学院程、より高いレベルに位置している気がします。

その幅も少し狭まっている気もします。

 

 

そして、これは私の持論でもあり、よく聞く言葉ではあると思いますが、できるだけレベルの高い環境に身を置いた方が、人間は成長できます!

 

 

それは周りの能力の高さやそのモチベーションの高さにつられて、自分も負けてはいられないと思う感情的な面もありますし、

実際に上手くいっている人はどんな風に考え、行動しているのかというロールモデルが同じ環境にあるという実質的な面もあるからです。

 

 

そしたら後は自分もそれを真似していくことで能力を高めることができます。

もちろん、自分なりに考え、行動することも重要ですけども。

 

 

私の場合も、現環境に移ってきて、「ハングリー精神の塊」みたいな人達の中で研究をやっているおかげで、急速に成長できています。成長を感じることができるととても楽しく研究ができて精神衛生上とても良いですよ。

ネガティブデータ地獄の時期だって余裕で乗り越えられます。

 

 

とにかく成長したい方は不安になる気持ちを押し殺してレベルの高い環境に飛び込んでみましょう!

 

 

 

外部大学院に進学するデメリット

 

①学部時代の仲間と離れることになってしまう

 

離れた外部大学院に進学する場合はこういうデメリットが生じます。

まあ今の時代はSNSやらなんやらで繋がる手段はいくらでもあります。

交通手段もいろいろあるから会おうと思えば会えます。

なので、そこまで気にする必要はないと思います。

 

 

②もし万が一、配属した研究室の雰囲気が合わなかったら相当つらい

 

外部に進学を決めた方は必ずどこかしらの研究室を志望してくるわけですが、万が一その研究室の環境が合わなかった場合は相当つらいと思います。

 

 

外部に進学すると、大抵の場合、仲のいい人が大学にいない状態から生活がスタートすることになると思います。

そして生活のほとんどを研究室で過ごすことになるので、必然的に仲良くなりやすいのは研究室のメンバーです。

そのメンバーと馬が合わないとなると結構きついものがあると思います。

 

 

研究室を決める際には研究室のHPなり、大学名と研究室名をSNSでAND検索してそこの学生の情報を得るなり、やれる手段は全部使って研究室の雰囲気なり学生の雰囲気を調べるのは大事かと思います。

やって損はないです。

 

 

逆に、研究室のメンバーと馬が合うと本当に研究生活は楽しくなります!

サイエンスも語り合えて、くだらない話もできて、同じ目標に向かって研究する仲間がいるって想像しただけで最高じゃないですか?(笑)

 

 

自分の希望する研究テーマと自分が過ごしやすい雰囲気の研究室を見つけましょう!

 

 

 

今よりレベルの高い外部大学院に進学が決まった際、新しい環境で心掛けてほしいこと

きっとレベルの高い環境に進むと、あなたはそこで数々の自分より高いスキルや能力を持った人々と出会うことになると思います。

 

 

時には委縮してしまうこともあるかもしれません。

 

 

ですが、そんなあなたがその環境で活躍するためには他の人と比べてなにか秀でたものがあった方がいいです。

そこで私は以下のようなスキルを持っていると活躍しやすいということをお示ししておこうかと思います。

 

  • セミナーでどんなにくだらないことでも必ず一度は質問する質問力
  • 誰とでも仲良くできる能力(もちろん留学生とも)
  • 英語力
  • 研究における妄想力
  • 誰よりも実験する体力と気合
  • 論文を誰よりも読む能力

 

研究歴の浅い私ですが、私の感覚的に、これらの能力を最低1つでも持ちあわせている人は研究室で活躍できる人材になり得ると思います!

 

 

新しい環境で頑張りたい方はこれらを意識し、現環境でスキルを磨いてから新しい環境に挑むことをオススメします。

 

 

 

 

それでは、今回はこんなところで終わろうかと思います!

 

それでは!