理系大学院生のリアルな日常

某旧帝大でバイオ系の研究をする理系大学院生がポジティブに生きる様を書き綴る。"人生や研究生活を楽しくする小さじ一杯程度のからくり"をお届けしたい。

大学受験で人生は決まらない。

f:id:cody_oncology_research:20190308003725p:plain



さて、大学受験も大詰めの時期ですよね。


もう卒業後の進路が決まっている方もいれば、これから後期試験に臨む方もいることと思います。


今回の記事では、「大学受験に失敗した」と思っている方々に向けて記事を書きたいと思います。


そして、この記事は”高校三年のときにセンター試験で大失敗をして人生に絶望していた当時の僕”に向けての記事です。


その時の僕が、現在の僕の生き生きと日々を過ごしている様を見たらうらやましく思うだろうし、それが自分の将来の姿だなんてなんて想像もつかないだろうな。


だからこそ、今、受験で失敗した人に読んでほしい記事になります。


以前軽くツイートしたことの拡大版です。






メッセージはただ一つ。



「大学受験で人生は決まらない」



失敗したことは受け止めて、自分が納得できる選択をしよう。

もしこの記事を読んでいるあなたが、大学受験に失敗して進路に悩んでいるとしたら、僕ができるアドバイスが一つだけあります。


誰に言われたでもなく「自分が納得できる選択をしよう」です。


周りの仲いい子がそうするから、とか、


親に言われたから、とか、


そんなことで進路を決めないでください。


あなたが失敗して次にとる選択肢はきっと手放しで喜べるようなものではないはずで、もしあなたがこの先の人生を有意義に過ごしたいならそれなりに自分が努力できる環境に進まなくてはなりません。


そのためには、あなた自身がその選択肢に納得していることが必要です。


あとで振り返った時に、「失敗して遠回りしたけど、あの時間は私の人生においてなくてはならないものだった。」と胸を張って言えるようになってほしいのです。



その選択にあなた自身が納得していなくては、進んだ先で苦しい時に踏ん張れずまた成功から遠ざかってしまう可能性が高いのです。

必ず自分で納得できる選択をとりましょう。

受験以上に大学生の期間に何をしたかで大きく差がつく。

もし、受験を失敗した人の中に大学に進学する人がいたら注意深く読んでほしいです。


もちろん浪人して再び大学進学を目指す人にも。


昔の自分もそうだったんだけど、受験生はつい大学受験に目が向きがちで「受験の成功や失敗」が「人生の成功や失敗」と正相関しているように思ってしまう。


でも、実際そうじゃないんだよね。


大学生以後何をするかで人生はまた大きく変わります。


僕自身は、学部生の途中までは部活に全力を出すタイプ(学業の成績は良いほうだったけど所詮テスト前の詰込み型)で、大きく人生が変わっている感じはありませんでした。


でも、研究を始めてからは相当のめりこんで頑張りました。
そうすることで人生の歯車が一気に動き出しました。
だからこそ、外部大学院を受験して、よりレベルの高いラボに移る決断ができました。

そこで、所属して初年度にして学会発表することもできました。

また、環境を変えたことで新たな面白い出会いがたくさんあって、それまでは”研究”しか知らなかった自分に様々なスパイスが加わり、人生の目標ができました。

そして現在はそれまでは全く考えたことなかった分野で就活をしていて、選考もだいぶいい感じに進んでいます。(まあどうなるかは最後までわかりません。就活はマッチングなので。)

おかげで人生がものすごく楽しくなりました。





大学受験に失敗してなかったらきっと今の大学院には来ていないので、今となっては失敗して万々歳です(笑)


親の言いなりになって後期で受けた滑り止めの国立に進学していたら…


いや、これを考えることに意味はありませんが、その選択に納得できていない自分がその大学で頑張れていたかは幾分懐疑的です。



「そこの環境で自分が頑張れるかどうか」


これをよく考えて進路を決めましょう。


これを満たしていれば、あなたの人生はきっと成功に近づくでしょう。



さいごに

これを読んだあなたが納得のいく春を迎えられることを願っております。


しっかり考えて進んだ道で、正しく努力していればきっとその道はhappyです。


あと、ひとまずは自分の頑張りを認めてあげてくださいね。


それでは。