どうも、コーディ―です!
さて、今回は外部大学院を受験するためにはどのような流れを踏まなきゃいけないのかを簡単にお話していきたいと思います。
こんなことわざわざ説明するまでもないような気もしますが、僕の実体験も書きますので今後行動を起こす人にとっては見ておいて損はないと思います。
あ、前の記事の続きは僕が書きたいときに書きます。
やりたいようにやりますよ(笑)
ちなみに僕が外部大学院を志望した理由に関しては以下の記事に書いてありますので気になる方は読んでみてください。
[https://cody-oncology-research.hatenadiary.jp/entry/2018/04/07/175330:embed:
では、いきましょう。
受けたい大学院が決まったらまず初めに自分の指導教官に伝えるべし
おそらくどこの大学でも学部4年生になるころには研究室の配属しているはずです。
その研究室の先生にはできるだけ早く外部の大学院を受ける旨を伝えておきましょう。
何も言わないでいると先生方は勝手に「こいつは就活をしていないし自分のラボでそのまま修士課程に進学するのだろう」と決めつけて何かと不都合なことが起きてしまう恐れがあるからです。
自分の場合は院試の出願が6月だったのですが、4月に研究室の教授と直属の上司であった助教授の先生に伝えました。
また、先生によっては頑なに外部への進学を許さない方もいるようです。ただし、進学先は個人の自由であって教授が何と言おうと自分で決めていいものです。自分の意志を大切にしましょう。
ただし、その後の人間関係もあるのでできるだけ説得した方が良いです(笑)
進学先の配属希望研究室のPIの先生と連絡を取るべし
僕の場合はたしか5月中に初めてメールを送って、研究室に所属したいという旨を伝えました。
受け入れる側の先生も人間で、これから一緒に研究をやっていくわけですので、メールでのマナーはもちろんのこと、自分の熱量を伝える等の試みはあったほうが良いと思います。
また、受け入れを断られるという事例を僕は聞いたことがないのですが、ラボによってはあまり人数を増やさずにこじんまりとやりたいというところもあったりしますので、外部からの受け入れ人数をある程度絞っているところもあるらしいです。
聞いた話では、希望者の中から院試の成績が最上位の者1名だけを採用するラボもあるとか。
院試の面接試験とは別個で研究室独自の面接を行っている場合がある
僕の場合はそうでした。このパターンは稀なんですかね?
メールで「君のインテリジェンスとクリエイティビティを知りたいので面接をさせてください」というような旨を向こうの教授から言われ、6月末にスカイプで面接をすることになりました。
いよいよ面接当日。
面接の際の僕の格好は私服(一応シャツでボタンを上まで留めるスタイル)で場所は自宅の居間でノートパソコンを用いてスカイプしました。
向こうは教授と助教が二人という布陣。場所はラボのセミナー室からでしたね。
面接試験の内容としては、
①当時の研究内容のプレゼン
②教授が事前に指定したそのラボでpublishされた論文(ちなみに指定された論文はそのラボでやってる研究において根幹をなすデータの内の一つを明らかにしたもの)の内容に関していくつか教授が質問する
ということを事前に知らされていました。
そして、はじめましての挨拶もそこそこにさっそく始まった面接。
まずは当時の研究内容をプレゼンしてくださいと言われ、自前のパワポスライドを印刷したものを見せつつ発表していきましたが、そんな僕を待ち受けていたのは教授からの質問の嵐でした。
当時の僕の発表はBackgroundが簡潔すぎたので、「それってどんな遺伝子なのか説明して」というような質問から発展して、僕の研究内容や生物学の参考書に載っているようなこと(Gタンパク質の種類やfamily毎の違い等)を説明してというような質問をされ続け、当時の僕は半分ほどしか答えられずボコボコにされました。
結局、発表が終わらないまま、「もう大体わかったので発表はそこまででいいです。」と言われました。
また、「今の時点で知識がないのは構わない。ただ、わからないときはわからないとはっきり答えることが大切だ。」
とフォローされてしまう始末。
その時は死刑宣告かと思いましたよ…
その後は先生陣からの質問タイム
なぜこのラボに来たいと思ったのか?
あなたは自分が座学と実験どちらが得意だと思うか?
うちでやってる研究のどんなところが面白いと思ったのか?
ドクターに進む気はあるか?
等々…
このセッションは正直先生方からの受けが良かったです。
受けがいいポイントとしては、その研究分野で何をやりたいか、どんなところに疑問を持っているのかということを自分の言葉で話せるかというところだと個人的に感じました。
また、先生方も人間です。
人の好みは少なからずあると思います。
先生方のタイプに合わせて好まれるように受け答えをするのもありなのかもしれませんね。
次に、論文の内容を問う質問を先生方からされました。
正直一通り読んだ後、6割くらいの理解で臨みましたが、そこまで踏み込んだ質問はなく、全て正しく答えることができました。
最後に僕の方から先生方への質問タイム。
ラボのHP等には書いていない気になる点を聞きました。
そして、面接の最後、先生方がごにょごにょと話し合いを始めまし
た。
そして、次の瞬間、教授から、
合格です!
と言い渡されました。
意外とあっさり決まるんだなあと思いましたね(笑)
しかし、これは院試直前くらいに知った話なのですが、
教授の先生からメールで、
「私たちは来年度の修士1年の学生は君だけを採ることにしました。」
そう、実はあの面接でセレクションがかけられていたのです。。
本当に受かってよかったです。。。
院試勉強と面接対策
これに関しては、各個人の知識や受ける大学によって違うと思いますので、あくまでも参考程度に。
僕の場合は、受かればいいという考えだったので最小限の勉強時間で臨みました。
そして残りの時間をすべて研究に充ててました(笑)
試験2日前、出発日前日の夜7時ごろラボで実験してたら、助教の先生に
「何やってんの!?明日の朝出発でしょ!?」って笑われました。(笑)
たしかに、全く余裕があるわけでもないのに今思えばきちがいですよね(笑)
これを見たみなさんは参考にしないように(笑)
さて、実際の勉強量に関してお話しておきますね。
僕の場合は、ラボの院試休みを一応1か月もらったのですが、なんだかんだ試験2週間前までラボに通ってstable作ったり、実験したりしていました。
ただ、自分の研究にも関わる生物系科目の過去問は5年分くらいはこの試験1か月前から2週間前の期間にある程度解いて、知識が不十分なところは参考書で補充するという勉強をしていました。
試験2週間前からほとんどラボには行かず、ほぼすべての時間を勉強に充てました。
そして、もう知識の抜けきった有機系の科目や分析学等はこの2週間前から勉強を始めました。
正直、院試の問題は相当難しくこれらの科目を後回しにした自分を恨みました。(笑)
しかも、外部から院試に臨むということは、受ける大学に知り合いでもいない限り、先輩が作った過去問の解説や作問する先生方の情報等は得られません。
僕の受ける大学の院試は、教授自らが難しいというほど難しい試験だったので、自分で過去問を解いてその解答を参考書を見ながら作っても果たしてこれであってるのかわからないような問題もいくつかありました。
そういう意味でも試験対策は早めに始めるに越したことはないでしょう。
面接対策は自分の研究内容を簡潔に説明できるよう練習した以外は特に何もしていません。