理系大学院生のリアルな日常

某旧帝大でバイオ系の研究をする理系大学院生がポジティブに生きる様を書き綴る。"人生や研究生活を楽しくする小さじ一杯程度のからくり"をお届けしたい。

学歴ロンダリングをしたきっかけ

いやー、新生活もようやく落ち着いてきました…!


やっとダンボールの山が片付きました(笑)


そして新しいラボにも慣れて、ラボのメンバーとも若干ですが打ち解けてきました。
がつがつ実験したいところなんですが、今はポスドクの方についてプロトコルやduty workを教わっております。




前の記事でも書きましたが、僕は学歴ロンダリングをしました。

www.cody-wakuwaku.work


~後々こんな記事も書きましたのでよかったらぜひ!~
www.cody-wakuwaku.work



今回の記事では、僕が外部の大学院を受験し(結果的にロンダリングし)、所属研究室を変えた理由について書いていきたいと思います。

それには大きな理由が3つあります!




1. 自分のやりたい研究が、学部の時に在籍していた大学ではできなかった。

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僕は学部生のとき「がん」について興味を持っていました。

がんはご存知の通り死亡率が高く、我々ヒトの生体システムを巧妙に利用して腫瘍を形成し、悪性度が高いものだと他の臓器に転移をするとても厄介な病態であります。

この厄介な病の研究をして、ゆくゆくはこいつを打ちのめすような薬を創りたい!と思っていました。



そんなとき、僕はがん研究の分野でめちゃくちゃ面白い研究をやっている研究室を見つけました。


まだまだわかっていないことが多いけども、この研究が進めば必ずやがんで苦しむ人は減ると確信しました。


ですが、当時学部3年生でがん研究をやっている研究室に配属はしていたものの、僕が目をつけた研究はなかなか独特のシステムや細胞株を必要とするため、その研究をしている研究室は日本全国でも限られており、うちの研究室では到底不可能な研究でした。(金銭面的にも)


そのため、その研究を行うためにはその研究を既にやっている研究室に行くのが手っ取り早い方法だったのです。


2. より高いレベルの環境に行ってみたかった。

人が行動をする上で、環境というものは大きな影響を及ぼします。
そのことが芸人・西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」に書いてありました。(もちろん僕が読んだのは外部大学院に合格した後でしたが、とても納得しました。)


私達の置かれている環境が、その人本来の性格や意思を押しのけ、その人の行動を変えてしまうことがあることを西野さんは述べていました。

とりあえず環境が及ぼす影響はとても強いのです!ほとんどの人が知らず知らずのうちに環境に流されているのです!

これは僕の持論なのですが、人が成長していく上でも環境というのはとても重要であると考えていて、言うなれば、
「より高いレベルのところ、かつ自分にとって厳しい環境」に行った方が成長できると考えています。

その理由として、高いレベルに身を置けば高いレベルの見本がすぐ側にあるというメリットがあります。
また、厳しい環境に身を置いた方が良いというのは「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざからもわかりますよね。

その点で僕は自分が学部のとき在籍していた大学よりもレベルの高い大学に行けば、より成長できて自分にとってポジティブなことが多いはずやろ!と考え、レベルの高い外部の大学院を受けました。


3. 大学受験に失敗していたので、若干コンプレックスがあった。(笑)

これは大学入学当初抱いていた感情なので今ではもうないです(笑)一応理由の1つにあげましたが(笑)

学部の時在籍していた大学にも優秀な人がたくさんいましたし、素晴らしい仲間や先生にも出会えて、結果とても充実していました!

あ、どうでもいいとは思いますが僕が高校、大学と受験に失敗した話を今度記事にしようかなと思います(笑)





以上が僕が外部大学院を受験した大きな理由となります。

学歴ロンダリングですので、就活を見越してロンダリングをしたと思われた方もいるとは思いますが、実際例えば修士卒で就活をする場合にどの程度そのネームバリューが効いてくるのかは僕にはわかりません。

また、学部の際に在籍していた大学とロンダリング後の大学院とでどの程度の学歴の差があるのかにもよるとは思いますが。




ただ、研究を今後やっていきたい方に関しては、まず間違いなく在籍している研究室のレベル(どの程度科研費を獲得しているか、先生陣の充実度、設備の充実度、先生陣の研究者としての能力や実績、ラボに在籍している学生の質、論文の投稿数や質)は高い方が良いと僕は思っています。



今、新しい研究室に在籍してみて強くそう思います。



巡ってくるチャンスの数も違うと思います。






もし、今の自分の研究室のレベルに不満がある方がいたら、外部大学院(もちろん内部でも)の研究室を調べて受験することを考えてみてください。





はい、今回言いたいことは以上です!







それでは!